アルトル日和
「芸術欲も食欲も満たす秋」
3年に1度行われる国際芸術祭、愛知トリエンナーレに行ってきました。
私は芸術祭が大好きで毎年何処かしら見つけては、旅行を兼ねて旦那さんと
繰り出しています。
芸術を勉強していないと理解できない、見ても楽しくないんじゃないかと思われるかもしれませが、
(こう言ってはアーティストの方に失礼かもしれませんが)アーティストによる大人の文化祭
の様な感じです。アーティストが真剣に文化祭に挑んだらこんな感じなのでは、
というのが私の解釈です。
街の渋い喫茶店や、地方の昭和レトロなファッションビルなどが展示会場に
なっていて長年の生活の空気感ごと作品になっているようです。
今回のとても印象に残った作品が、久門剛さんの『らせんの練習』です。
日蝕を現したような光の作品や、時計の針が幾つも重なり合う作品、
部屋のあちこちに風に揺れるカーテンと窓が配置された作品など、
異次元の空間に入り込んだような不思議な感覚になりました。
地方開催の芸術祭が好きな理由に、ご当地食が楽しめるというのが挙げられます。
今回は旦那さんたっての希望で、あんかけスパを食べてきました。
スパゲッティーにピリ辛のとろったしたデミグラスのようなあんがかかっており、
タコさんウインナーの元である赤いソーセージがこれでもかと入った、
満腹間違いなしの一品です。
この両方が楽しめるからこれからも芸術祭巡りを繰り返すのです。